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アロマテラピーの定義(協会の定義)
アロマテラピーは精油を用いてホリスティックな観点から行う自然療法である。アロマテラピーの目的は以下のとおりである。
1.
リラクセーションやリフレッシュに役立てる。
2.
美と健康を増進する。
3.
身体や精神の恒常性の維持と促進を図る。
4.
身体や精神の不調を改善し正常な健康を取り戻す。
精油(エッセンシャルオイル)の定義
精油(エッセンシャルオイル)は、植物の花、葉、果皮、樹皮、根、種子、樹脂などから抽出した天然の素材です。有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。精油は、各植物によって特有の香りを機能をもち、アロマテラピーの基本となるものです。
ホリスティックな観点
ホリスティックとは全体的にという意味で、単に原因部分だけを観るのではなく、生活全体や取り巻く環境までも視野に入れた見方。
恒常性維持
血圧、心拍数、体液量、血清浸透圧、血清電解質や体温などは、常に一定の範囲内に安定した値を保っています。これらが変化したとき、生体は、すみやかにそれをもとに戻そうとする復元力が働きます。これをホメオスターシス(恒常性維持)機能と呼びます。
ホームケア
ブレンドオイルの希釈濃度
トリートメントの際の希釈濃度は1%以下
精油の滴数の計算方法
(1滴が0.05mlのドロッパービンの精油を使用した場合)
キャリアオイル50mlに対して1%濃度にするには
①
1%相当のml数を算出
50ml×1%=0.5ml
②
精油1滴は0.05mlです。
0.5ml÷0.05ml=10滴
パッチテストの方法
希釈濃度に従ったブレンドオイルを、前腕部の内側に適量塗り、24~48時間放置します。皮膚にかゆみや炎症などの異常が起こらないかどうか確認します。パッチテストで異常があった場合は、その時点で大量の水で洗い流し、場合によっては石鹸を使用してください。
タッチングの方法
用意したブレンドオイルを、手に適量とり、トリートメントしたい部分にうすくのばします。
途中で手ひらや指がすべりにくくなったら、オイルを足してください。
<注意>
トリートメントを行って、かゆみや炎症など皮膚にトラブルが生じてきた場合には使用を中止し、皮膚の上のオイルを大量の水で洗い流す。必要があれば皮膚科の診察を受ける。
湿布の方法
急性のトラブルには冷湿布が、慢性的なトラブルには温湿布が効果的とされています。
①
洗面器に水または適温の湯を張り、目的にあった精油を3滴以下落とし、タオルや布に含ませます。
②
軽くしぼり、湿布する部位に当てます。
<注意>
湿布は長く皮膚に密着するので、皮膚の精油に対する反応や、湿布の時間に気を配りましょう。
セルフ・スキンケア
化粧水(100ml)の作り方
①
無水エタノール5mlに精油1~3滴入れ、ガラス棒等でよくかき混ぜます。
②
①を保存容器に移し、更に精製水95mlを加え、ふたを閉めてよくシェイクします。
③
ラベルに日付、品名、精油名を書き容器に貼ります。
④
使用時はよく振ってから使います。
スキンケアオイル(30ml)の作り方
①
キャリアオイル30mlに精油1~3滴を入れ、ガラス棒でよくかき混ぜます。
②
容器に移し、ふたを閉めてよくシェイクします。
ハンドクリーム(30ml)の作り方
①
蜜ろう5gとキャリアオイル25mlをボウル等に入れ、湯煎にかけます。
②
ガラス棒で混ぜながら、蜜ろうが溶けたら火から降ろします。
③
容器に移し混ぜ続け、粗熱が取れたら精油(ラベンダー、ゼラニウム、ティートリー等)4~6滴を入れて更に混ぜます。
④
よく混ざったらそのまま固め、必要事項を記入したラベルを貼ります。
フェイシャルパック
①
ボウルにカオリン大さじ1杯を入れ、精製水大さじ1/2杯くらいを加えてゴムベラ等でペースト状になるまで練ります。
②
精油1滴を入れ、よく混ぜます。
③
洗顔後、目の周りを避け、顔全体に塗ります。約10分間おいて洗い流します。そのあと、化粧水でパッティングするとよいでしょう。
スキンケア効果のある精油
普通肌用:ゼラニウム、ネロリ、フランキンセンス、ラベンダー、ローズ、カモミール
敏感肌用:ネロリ、ラベンダー、ローズ、カモミール
脂性肌用:ゼラニウム、ネロリ、ローズマリー
乾燥肌用:カモミール、ネロリ、ローズ
最低限の安全性
①
原液を直接肌に塗ったり、飲まないようにしましょう。
②
目に入らないように注意しましょう。
③
精油は引火する可能性があるので、台所などの火気のまわりでの使用には十分注意しましょう。
④
高温多湿を嫌うため、キャップをしっかりしめて冷暗所に保管しましょう。
⑤
子供やペットの手の届かぬ場所に保管しましょう。
⑥
お年寄り、既往症のある方、健康な方でも不快感や異変を感じるときは使用を中止し、トリートメントの場合には、大量の水で洗い流す。芳香浴の場合には換気をする。
⑦
妊婦は芳香浴以外のトリートメントはおすすめしません。
⑧
3才未満の乳幼児には、芳香浴以外はおすすめしません。3才以上の子供は体重を考慮し少なめに使う。
⑨
精油に似た外見の合成オイルと混同しないように注意しましょう。
⑩
光毒性に関する注意事項
皮膚につけた精油の成分(フロクマリン)が紫外線に反応して、各種症状(かゆみ、発赤、しみなどの色素沈着)を生じることです。
ミカン科:ベルガモット、レモン、ビターオレンジ、グレープフルーツ
セリ科:アンジェリカ
クマツヅラ科:バーベナ
外出前や日光にあたる部分への上記の精油の使用を避けましょう。
参考資料 アロマテラピー検定テキストブック
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